噛み合わせの種類
上下の歯が適切に咬み合っていない、歯並びが凸凹していたり歯と歯の間に隙間がある、 といった歯の状態のことを「不正咬合(ふせいこうごう)」と言います。 不正咬合の悪影響は噛み合わせの問題だけではなく、心や身体にも及びます。咀嚼・発音・顎の発育・顎関節への悪影響が懸念されるほか、外見を気にすることによる心理的な悪影響も起こり得ます。 不正咬合には、主に次のような種類があります。不正咬合の種類により、原因や起こり得る悪影響などに違いがあります。
- 上歯前突(出っ歯)
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いわゆる「出っ歯」のことです。上の前歯が大きく前に突き出している状態のことをいいます。
- 下顎前突(受け口)
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「受け口」とも呼ばれ、下の前歯が上の前歯より前に出ている状態のことです。
- 空隙歯列弓(すきっ歯)
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「すきっ歯」と呼ばれるもので、歯と歯の間にすき間があいていることをいいます。
- 叢生(そうせい)
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歯が重なり合ったりして、歯並びが凸凹している状態のことをいいます。
- 開咬(かいこう)
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奥歯でしっかり噛んでも上下の前歯がかみ合わず、すき間があいている状態のことです。
- 過蓋咬合(かがいこうごう)
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噛んだときに、上の前歯が下の前歯に大きくかぶさっている状態のことをいいます。